映画館や劇場はあまり好きではない
題名は、決して映画や劇が嫌いというわけではない。
あの狭い椅子に長時間じっとしていることができないだけ、それだけ。
というわけで、今日は急遽、大学の同級生に誘われて、東京芸術劇場に行って観劇することに。
その前に、連日ジュンク堂に行って、昨日買えなかった本を買う。
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東京芸術劇場で観たのは、「モンテンルパの夜はふけて」という、フィリピンに拘留されていた戦犯を、政治家だけでなく、歌手と教誨師が主になってフィリピン大統領に働きかけ、特赦をもらい日本に帰国させるお話。
途中、親族なのか、右翼なのか、日本を讃える科白を言ったキリノ大統領に対して、「よ、大統領!」と客席から掛声が出た。うーむ、文字通りだが、芝居はライブでは無いのだ。
カーテンコールでは、劇中の登場人物で、当時本当に解放を働きかけていた官僚の人が現われて、感謝の辞と思い出を語っていた。
これが、観客の涙を誘ったらしい。大勢の前で足を震えさせながら話していたのも、効いたらしい。
劇は、動きも山場もそんなに無く、後半は歌謡ショーみたいになってしまったところもあったが、ノンフィクションの話なのだから、そんなに突飛なことも起きず、淡々と流れっていった感があった。まぁ、あまりに演出過剰だとそれもそれでリアリティが無くなるのでよかったのかも。
死刑囚の刑を執行するところが、臨場感溢れていたので満足した。
当時のフィリピン人の嫌日感情はもっとひどかったような感じもあるが。
帰りは、西口の大勝軒七福で、辛いラーメンを食べて帰宅。
辛すぎて疲れてしまった…。