近世仏教堕落論批判


朝の6時まで原稿作り。
なぜなら、今日は自主勉強会があったから。
自分で主催しておいて、自分の原稿ができていないのは、さすがにこれからの沽券にかかわる由々しき問題なので、なんとか作った。
こんな調子が最近続くので是正したい…。


今回読んだのは、これ。

近世仏教思想の独創 僧侶普寂の思想と実践

近世仏教思想の独創 僧侶普寂の思想と実践


近世仏教はもちろんのこと近世のことをやるのも初めてだったので最初は戸惑ったが、読みやすい文章だったのでなんとか読破。
今回のは、仏教の専門用語が多かった。
ここで、まさか修行のときの授業(かなりの耳学問、しかも睡眠…)が役に立つとは。
眠いながらも、ってか半分以上寝ていながらも、専門用語とそれにまつわる話を聞いていたらしい。戒の話や、法の話など。


近世仏教は辻善之助以来堕落していたと論じられてきたが、本当にそうだったのか、思想的にはじっさいどのようなものだったのか、という先行する研究の穴を突いた著作であった。
自分も思想史寄りの研究をしているので、解釈や論理展開の持っていき方など非常に勉強させられたことが多かった。
近代で目覚める精神主義的仏教理解が実は近世社会の律僧による大乗理解が系譜であったことには、読んでいて驚きの連続だった。


研究会は大学が閉まっていたのでガストで行った。
終了後はそのまま昼食とダラダラトーク
なんともまぁ、あの女子高生かわいいとかスカート短いとか、高校生みたいなトークで2時間も話していたものよ…。