教団付置生命倫理研究部会懇話会


今日は各宗教教団の生命倫理研究部会が一堂に会して生命観を語り合うという、試みとしては画期的な会議に出席した。
今回の場所は杉並にある立正佼成会普門館である。
今回で5回目となる本会議であるが、NCC宗教研究所と世界仏教徒センターが発題し、日本宗教連盟が臓器移植改正案に対しての経過説明をした。


今回の会議でとても関心を寄せられたのが、NCC(日本キリスト教協議会の略)との質疑応答のときに
「天国というのはキリスト教の概念ではない」
ということである。
詳しく述べれば、
「天国は、キリスト教信者が死んだ後に向かうところではなく、現世において求めるところである」
であるので、現代の「天国」意識とは大分乖離しているところなのである。
そう考えると、日本人は簡単に「天国」とか言うし(葬儀式などにおいて亡くなった人に対して「天国」で待っててね、と述べる等)、「天国」関連の研究(やや俗っぽい感じの)は少ないのではないかと思う。
隣にいた先輩のY氏と「新書とかであっても良いよね」とか言い合っていた。


夜は夜で、中央学術研究所による懇親会がきちんと設定してあった。
「旬菜や千石」という居酒屋である。
飲み放題の中、やけにお店のおばあちゃんがビールはどうだ、日本酒はどうだ、若い者は飲まなければならない、まだこれも入っているから飲めと、催促してくるものだから落ち着いて飲めない。
結局先輩と日本酒2升くらい飲んでベロベロになりつつ、新宿の立ち飲み屋でも一杯引っ掛けて帰宅した。