漫画で日本を知る
古本屋(古漫画屋)にちょっと顔を出したら、『陰陽師』があったのでまとめ買い。
10巻で1800円なら許容範囲だろう。
実は京都時代に一度読んでいたが、途中で挫折。
(というか本を持ってた彼女と別れちゃったから)
よって心機一転、3年ぶりに読むことになる。
平安時代の話だが、「宗教」という概念はもちろん無く、人でないものへの畏怖や、あるいは共存が図られていた時代なんだよなと改めて実感。
近代以降の人は、歴史を進歩として捉える(悪い)癖があるが、自分もそのような先入観を捨てて見ようとするがなかなかできなかったりする。
それは『蟲師』なんかを読んでいても同じだ。
たった、150年違うだけなのに…。
しかし、逆の視点で言えば『攻殻機動隊』の世界を進歩かと思えばそうでない自分もいたりする。
つまりやっぱり「現実」しか見てないんだよなぁ。
- 作者: 岡野玲子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1999/07/01
- メディア: コミック
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