宗教からの生命倫理


今日は宗派の生命倫理研究会に出席する。
一応宿題であった「生殖補助医療についてどのような対応をとるか」についての私案を持ち込む。


研究会として、年度末には総研叢書を作るとのこと。
その本の内容についての議論であった。
争点は、「僧侶が生殖補助医療に対してどのような対応をとるか」であったが、これだけではわかりづらいので、「僧侶になにができるか」ということで議論を活性化しようとした。


しかし、ネガティブな意見ばかり出る。たしかに、医療の現場に僧侶が立ち入ることは難しい。
結局2時間の議論の末、導かれたものは「僧侶は事後対応をきちっとすべし!」ということである。
例えば、不妊治療で悩んでいる人が、もし(ってか万が一)僧侶に相談してきたら、僧侶は子どもをもつことの意味を説くことや、不妊の肯定を共感するということが大事なのである、ということ。


多少、消化不良な感じもしつつ、芝を後にする。